伴奏ピアノの仕事①
▼数日前、伴奏謝礼について書きましたが、今回は、「謝礼」の話では有りません。
伴奏は、学生時代は、友人にお願いしたりしましたが、卒業後は、ピアニストを、お願いするのも結構気を使いました。
ピアニストは、ピアノ科を出た人なら大丈夫!と、思っていたのですが、「ピアニスト探すなら、伴奏専門の人に頼みなさい」と、アドバイスを頂き、エエッ~~??伴奏専門?知らなかった~恥!
生まれて初めて、伴奏ピアノのレッスンに同伴しました。
レッスンを受けるのはピアニストで、私は、そのピアノに合わせて歌うのです。
いつもは、ピアニストにギャラを支払う立場ですが、その時は、ギャラを頂く立場です。
ピアニストが演奏する曲の楽譜を貰い、前もって歌ってから一緒にレッスンに行きます。
いつもとは、逆の立場です。
レッスンが始まります!
ピアノが「前奏部分」を、弾き始めます。
私は、その音を聴き、歌をう・た・・う・・と、思った瞬間、「もう一度!」と止められ。。。
ありゃ~~~私の出番は?未だ??
「この音は~音色を考えて!」とか、「鋭さが足りない」と、ピアノのレッスンになり、長い前奏がまた始まり。。。。
今度こそ!!???また、戻され・・
本日のレッスンの私の出番、無し!前奏だけで終了!
「そんな音では、歌い手さんが入れないでしょ!」
「もっと、誘導して!」
・・・私・・入れます。
・・・・・私・・・・・私・・・・・今日、何しに来たの?
最期に「折角レッスンに来てくれたのだから歌って」と、先生がピアノを弾いて下さいました。
あの感動は、今でも忘れられません。
ピアノが、私を誘導してくれるのです。
私自身、数段上手になったように、驚くほど、心地良く歌えるのです。
その後、数回、伴奏ピアノのレッスンに同伴しましたが、最後の日に
「もっと上手くなって、コンクールを受けたり、リサイタルをする時は、自分の歌のレベルより上のピアニストに頼むのよ。歌い手さんの実力以上に歌わせるのが、この仕事だから!」
成程!!!!
私も、そんなピアニストをお願い出来る位の「声楽家」になれれば・・と、未来は・・😢😀😞😁
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