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unavoceの初歩から始めるベルカント発声講座

ベルカントに必要な呼吸法から身体の使い方など役立つ事柄を丁寧に説明していきます。

伴奏ピアノの仕事①

数日前、伴奏謝礼について書きましたが、今回は、「謝礼」の話では有りません。

伴奏は、学生時代は、友人にお願いしたりしましたが、卒業後は、ピアニストを、お願いするのも結構気を使いました。
ピアニストは、ピアノ科を出た人なら大丈夫!と、思っていたのですが、「ピアニスト探すなら、伴奏専門の人に頼みなさい」と、アドバイスを頂き、エエッ~~??伴奏専門?知らなかった~恥!

生まれて初めて、伴奏ピアノのレッスンに同伴しました。
レッスンを受けるのはピアニストで、私は、そのピアノに合わせて歌うのです。
いつもは、ピアニストにギャラを支払う立場ですが、その時は、ギャラを頂く立場です。
ピアニストが演奏する曲の楽譜を貰い、前もって歌ってから一緒にレッスンに行きます。
いつもとは、逆の立場です。

レッスンが始まります!
ピアノが「前奏部分」を、弾き始めます。
私は、その音を聴き、歌をう・た・・う・・と、思った瞬間、「もう一度!」と止められ。。。
ありゃ~~~私の出番は?未だ??
「この音は~音色を考えて!」とか、「鋭さが足りない」と、ピアノのレッスンになり、長い前奏がまた始まり。。。。
今度こそ!!???また、戻され・・

本日のレッスンの私の出番、無し!前奏だけで終了!
「そんな音では、歌い手さんが入れないでしょ!」
「もっと、誘導して!」
・・・私・・入れます。
・・・・・私・・・・・私・・・・・今日、何しに来たの?

最期に「折角レッスンに来てくれたのだから歌って」と、先生がピアノを弾いて下さいました。
あの感動は、今でも忘れられません。

ピアノが、私を誘導してくれるのです。
私自身、数段上手になったように、驚くほど、心地良く歌えるのです。

その後、数回、伴奏ピアノのレッスンに同伴しましたが、最後の日に
「もっと上手くなって、コンクールを受けたり、リサイタルをする時は、自分の歌のレベルより上のピアニストに頼むのよ。歌い手さんの実力以上に歌わせるのが、この仕事だから!」

成程!!!!  
私も、そんなピアニストをお願い出来る位の「声楽家」になれれば・・と、未来は・・😢😀😞😁


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